同時に、タブレットで家を見始めた。でも、リビングには誰もいない。出かけている? 悪い予感が高まって、気になって仕方ない。すると、ひな子が、
「隆くん、お疲れ様。お仕事はどう?」
と、いつも通りの声で話を始めた。別れ話を切り出される気配は、今のところない。それでもドキドキしながら電話を続けた。
「明日は、早く帰ってこられる?」
ひな子は、悲しそうな声で聞く。いかにも、一人寂しく僕の帰宅を待っているように感じる。でも、ひな子はおそらくまだ裕也と一緒にいるはずだ。
「早く帰ってきてね。空港ついたら、電話して。夕ご飯用意してるからね」
ひな子は、優しい声で話し続ける。でも、空港から電話をしてくれなんて、今まで言われたことがない。もしかして、ギリギリまで裕也と過ごすためにそんなリクエストをしてきたのだろうか? 僕は、わかったと言いながら会話を続けた。唐突に、愛しているとも言ってみた。
「フフ、嬉しい。私もだよ」
ひな子は、本当に嬉しそうだ。でも、愛していると言う言葉を口にしない。やっぱり、どう考えても横に彼がいるんだなと思った。
その後も会話を続ける。そして、どこにいるのか確認したくて、テレビ番組の予約をしてくれとお願いをした。録画が出来るのは、リビングのテレビだけだ。
「え? うん。良いよ。隆くん、あれ見てたんだ。意外だな〜」
ひな子は、少し驚いている。別に、その番組は見ているわけではない。でも、今日の夜に放送される番組を、それくらいしか知らないので言ったまでだ。
「じゃあ、ちょっとリビングに行くね」
ひな子は少し声が変な感じになった。うわずっているというか、うめいたような感じだ。少しすると、ひな子がリビングに入ってきたのが画面に映った。
ひな子は、全裸で後ろから貫かれた状態だった……。立ちバックのような体位で繋がりながら、ヨタヨタと歩いている。歩くたびに揺れる胸と、苦しげなひな子の顔。必死で声を我慢しているように見える。
僕は、想像通りだったなと思いながら、お土産は何が良いかと聞いたりした。
「別に、なにもいらないよ。早く帰ってきてくれれば、それが一番だよ」
ひな子は、セックスの最中とは思えないくらいに普通の口調だ。でも、少しだけ間が開くというか、レスポンスが悪い気もする。
「今、予約するね。ちょっと待ってて」
テレビのリモコンを操作しながら、ひな子が平然とした口調で言う。でもその顔はすでに必死の形相になっている。裕也は、楽しそうに腰を動かし始めた。
ひな子は、片腕で彼の身体を止めようとする。でも、当然止まるわけもなく、裕也は動き続ける。
「他には……予約しなくても……いい?」
ひな子は、苦しげな声を必死で抑えている。でも、この状況でも裕也は楽しそうに腰を動かしている。すでに、ゆっくりとした普通のセックスくらいの速度で腰が動いている。
僕は、激しすぎる興奮を感じ、ペニスを出してしごいてしまう。それでも会話を続けた。もっと話を引き延ばしたい一心で、何か面白そうな番組はある? と、質問した。
「え? う、うん。そうだね……えっと……」
ひな子は、声が震える。でも、まだギリギリ平静さを保っている。タブレットでリビングの様子が見えていなかったら、気がつかないかもしれないレベルだ。
ひな子は、僕が興味を持ちそうな番組を読み上げる。テレビに映った番組表……その前で、バックで犯されているひな子……。
この悪夢のようのな光景を見て、オナニーをしてしまうのは、やっぱり僕もとっくに正気をなくしているのだと思う。ひな子は、必死で番組を読み上げる。僕は、適当に返事をしながらオナニーを続ける。
すると、会話の隙間を縫うように、裕也がキスをした。始めは振りほどこうとしていたひな子だが、自分からも積極的にキスをして舌を絡め始めた……。
激しいキスの、湿った水音が聞こえている。でも、ひな子はまさかキスの音が漏れているとは思っていないようで、キスを続行する。
絡み合う舌……発情した牝の顔……媚びた態度も見ていてツラい。
「う、うん。そうだね。隆くんも、ゆっくり寝てね。眠くなっちゃったから、そろそろ寝るね」
ひな子は、必死で声を堪えながらそう言った。電話を切ると、二人はすぐに正常位になってキスを始めた。
「イッちゃった。隆くんと話しながらイキまくっちゃったッ」
ひな子は、興奮しきった声で言いながらキスを続ける。裕也は、嫉妬にまみれたような顔で腰を動かし続ける。
「俺と一緒になれ! 妊娠させるから!」
完全にムキになっている。ひな子は、そんな風に言われて嬉しそうだ。若い男を夢中にさせる……まるで、女郎蜘蛛のようだ。ひな子は、嬉しそうにキスをしながら彼の身体を抱きしめる。
時折爪を立てたり、快感が強いのが伝わってくる。僕との会話が、スパイスになっている? 快感に、ブーストがかかった? こんな風に利用されているのが、とても悲しい。でも、僕はもう射精を堪えるのに必死だ。
「妊娠する。本当に、妊娠したい。愛してる。もっと狂わせて」
ひな子は、そんな言葉を口にしながら両脚まで巻き付けていく。何が何でもこの雄の種で妊娠したい……そんな態度だ。僕は、必死すぎるひな子の態度を見て、あっけなく射精をしてしまった……。
うめき声を我慢出来ず、うめきながら射精を続ける……タブレットの中では、二人はまだハードにセックスをしている。もう、負けだなと思った。捨てられるイメージしか湧かない。
「ひな子、出すよ。奥に出すから」
余裕のない声で言う裕也。ひな子は、何も言わずに彼を見つめている。真剣なまなざし……僕に向けるまなざしよりも熱がこもっているように見える。
そして、ひな子にしがみつかれたまま裕也は射精を始めた。幸せそうな顔で中出しを受けるひな子……。そのままキスを始めた。
グッタリとしながら、それでも画面を見つめる。画面の中では、ついばむようにキスをしながら、微笑み合う二人が映っている。
僕がいない家のリビングで、こんなに何度もセックスを繰り返す二人に、諦めの気持ちも湧いてきた。
「ねぇ、今の凄かった……気持ちよすぎて、死んじゃいそうだった……」
「電話で話している時、膣の中うねってたよ。すごく興奮してたね。子宮も、今まで以上に降りてきたよ」
「……うん。隆くんと話してたら、頭真っ白になっちゃった」
「それって、旦那さんの事が好きって事でしょ?」
「う、うん。そうだね。でも……」
「でも?」
「裕也が好き」
「旦那さんの事も好き?」
「……うん」
そんな会話を続ける二人。
「妊娠したら、俺と一緒になる?」
「なる。一緒になる」
「旦那さんとは別れられる?」
「……」
会話を聞く限り、僕にもまだ希望はあると感じた。裕也は、嫉妬にまみれた顔でキスをした。そして、激しすぎるほど激しく腰を振る。続けての2回目……でも、あまりショックも受けなくなってきた。
僕は、感覚がマヒしたままあえぐひな子を見つめている。まさか、ひな子が浮気をするなんて思っていなかった。騙されることはあっても、絶対に人を騙すことなんてしないタイプ……だったはずだ。
パート先で仲良くなり、肉体関係に至る。よくある話だと思う。でも、遠い世界の話だと思っていた。幸せに子供を作り、ずっと仲良く一緒に暮らしていくと思っていた。
「ダメぇ、イッちゃう。好きがもっと大きくなる。裕也のズルいよ……これで、いろんな子を夢中にさせてるんでしょ?」
ひな子が、嫉妬を隠そうともせずに言う。他の男に嫉妬している姿は、あまりにもハートをえぐってくる。裕也は、そんな事ないよとか、ひな子しか見ていないと言いながら腰を振る。
ひな子は、まるで泣いているような顔で感激しながらあえぐ。僕は、カメラアプリを停止した……。リアルタイムの観察は、ツラすぎると思った。
風呂に入り、頭をスッキリさせた。でも、タブレットを見ようという気持ちが湧いてくる。見ても、良い事なんてない。そう思っているのに、誘惑に勝てそうにない。
でも、誘惑を振り切ってホテルの外に出た。歩いて行ける距離に、夜市がある。台湾は、毎夜お祭り騒ぎをしているようで楽しい。
食べ歩き、昔ながらの瓶立てみたいなゲームをして楽しんだ。ひととき、ひな子の不倫を忘れることが出来た。もう、いっそ日本に帰らずにここで暮らした方が幸せかな? と思ってしまう。
ホテルに戻り、タブレットを見ようとした。でも、先にスマホで撮影した動画の方を見始めた。口移しでパンを食べさせながらのセックス。
お互いに、夢中で相手の口から咀嚼したパンを食べている。不思議な感覚だ。食べさせあっている姿が、恐ろしく卑猥に見える。食欲と性欲は密接に結びついているのだろうか?
「美味しい……ねぇ、もっと食べさせて」
媚びた顔でおねだりをするひな子……。対面座位で繋がったまま、裕也がさらにパンを口移しで食べさせる。そして、ひな子も裕也に食べさせていく。幸せそうな顔の二人。牛乳を口移しにしたりもしている。
「あぁ、ダメ、イク、イクっ、うぅっ」
繋がったまま、腰を動かしているわけでもないのに果てたひな子……。何をするのも気持ちいいみたいだ。
「本当に、俺と一緒になってくれる?」
「うん。もう、心も身体もそうなりたいって思ってるよ」
「赤ちゃん出来なくても?」
「うん。そうしたい」
ひな子は、そんな風に答えながらも少しトーンが落ちた。やっぱり、僕への想いは消えていないんだなと思う。
「ねぇ、もう一回お尻にも入れて欲しい……」
「え? 大丈夫? 痛くないの?」
「痛くないよ。気持ちよかった。オマンコとは違った気持ちよさがあったよ」
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