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いつも僕を尻に敷いている姉さん女房が、元彼の前では牝だった2(マガブロ 転載禁止)

前回の話

「相変わらず、濡れやすいんだな」
今村さんは、香織のアソコを見て笑いながら言う。香織は、慌てて脚を閉じながら、
『濡れてないし!』
と、キレ気味に言う。すると、今村さんは香織の脚をガバッと広げながら、
「濡れすぎて、したたってるじゃん」
と、からかうように言う。
『う、うっさい! もう、入れろよ。早く終わらせろって』
香織は、顔を真っ赤にしながら言う。いつも強気で男みたいな言葉遣いの彼女が、恥ずかしそうにしている姿は、なぜだか僕をさらに興奮させる。

僕は、ズボンの上から股間をまさぐりながら、射精しそうになるのを必死で堪えていた。
「もう入れて良いの? クリ、舐めなくて良いの? 好きだったろ?」
今村さんは、そんな風に言う。僕は、香織がクリトリスを舐められるのが好きだなんて、まったく知らなかった。そもそも、僕はまだ舐めさせてもらったことがない。
『だ、誰と間違えてんだよ。舐められるのなんて、別に好きじゃないから』
香織は、さらに顔を赤くしながら言う。本当に恥ずかしがっているような感じだ。すると、今村さんがいきなり身体を沈めた。あっと思う間もなく、香織のアソコに顔を突っ込んでいる。慌てて押しのけようとする香織……。
『ダッ、ダメだって、シャワー浴びてないから! うぅっ、ダ、ダメだって、こらっ!』
香織は、今村さんの頭を押しながらそんなことを言う。でも、気のせいかもしれないが、本気で抵抗していないようにも感じる。

今村さんは、香織の抵抗をまるで無視して舐め続ける。
『うぅっ、うっ、ダ、ダメっ、うぅっ! イヤ、あっ、うぅっ』
香織は、吐息を漏らし続ける。でも、あえぎ声と言うほどではない。声を必死で押さえ込もうとしている感じだ。

今村さんは、ひたすら香織のクリトリスを舐め続ける。すでに、ピチャピチャという湿った音が寝室に響き渡っている。今村さんは、よく見ると単純に舐めているだけではなく、吸ったり甘噛みしたりもしている。その度に、香織は大きく仰け反ったりしている。

元彼だけあって、香織の弱点をよくわかっているような感じだ。僕は、そんな二人の事を見ながら、嫉妬で泣きそうになっていた。二人は、一体何回セックスをしたのだろう? 何回キスをしたのだろう? そんなことばかりを考えてしまう。もしかしたら、僕とするよりもたくさんしているのではないか? そんなことまで考えてしまう。

『も、もう入れろって、うぅっ、もう、舐めるの、うぅ、良いから、うぅあっ』
香織は、苦しげに言う。当然、苦しいわけではないと思う。必死で声を我慢しているだけだと思う。
「ほら、我慢するなって。旦那が見てるからって、イクの我慢しなくて良いから。見せてやれって。元彼に舐められてイクところ」
今村さんは、少しだけ口調がSっぽくなっている。香織は、顔を真っ赤にしたまま、
『イクか。別に、気持ち良くもなんともないし。あいかわらず、下手くそなんだから』
と、口悪く言う。でも、どう見ても香織は感じていると思うし、イク寸前という風に見える。

「相変わらずなんだな。でも、そういうとこ、好きだったぜ」
今村さんは、ボソッと言う。香織は、その言葉で、一瞬で耳まで真っ赤になった。
『うるさい! 浮気ばっかりしてたくせに、ふざけたこと言うなって』
香織は、そんなことを言う。でも、言葉とは裏腹に、少し嬉しそうに見えてしまう。

「悪かったよ。じゃあ、入れる? ゴムは? 無しが良いんだっけ?」
今村さんは、そんな風に質問する。僕は、二人は昔、避妊具無しでセックスをしていたんだなと悟った。
『つけるに決まってるだろ! バカなこと言ってんじゃないよ!』
香織は、慌てて言う。
「へぇ、ゴムするんだ。香織も変わったな。て言うか、あるのか? 俺、持ってないぞ」
彼は、そんな風に言う。
『持ってるわけないでしょ。て言うか、なんで持ってないの? 普通、一箱くらいあるでしょ』
香織は、そんな風に言う。
「イヤ、俺、生派だし」
今村さんは、なに食わぬ顔で言う。
『じゃあ、買いに行かないと』
香織は、そんな風に言う。でも、二人とも全裸だ。
「じゃあ、俺買ってくるよ」
今村さんは、そんな風に言う。でも、僕は彼を遮り、自分が買ってくると告げた。喜ぶ今村さん。でも、香織は、
『そんなの良いよ! コイツに買いに行かせれば良いんだから!』
香織は、慌てて言う。でも、僕は二人が裸だからと言って寝室を出た。外に出ると、すぐにコンビニを目指した。歩いていると、少し冷静になってきた。今、二人は何をしているのだろう? もしかしたら、我慢出来ずに始めてしまっているのではないか? そんなことを考えると、無性に焦ってしまう。

僕は、不安な気持ちのままコンビニでコンドームを購入すると、すぐに引き返した。そして、オートロックを開けてもらうためにインターホンを鳴らすと、応答もなくロックが解除された。

僕は、慌てて彼の部屋に戻り、寝室に入る。すると、予想に反して、二人はなにもしていなかった。ベッドに入って布団をかぶっている香織。ベッドの縁に座っている今村さん。
『早かったね』
香織は、そんなことを言う。今村さんは、悪いですねと言いながら僕からコンドームを受け取った。そして、すぐにパッケージを開けてコンドームを装着し始める彼……。

「準備出来たぞ。どうする? また最初からやり直すか?」
今村さんは、コンドームを装着した状態で言う。コンドームをつけられたペニスは、見るからに窮屈そうだ。一番下までコンドームが降りきっていないようにも見える。
今まで考えたこともなかったけど、コンドームにもサイズがあるのかな? と、思った。
『良いよ、すぐ入れろって。早く終わらせな』
ぶっきらぼうに言う香織。僕は、とうとうしてしまうんだなとドキドキしていた。
「あ、あぁ」
今村さんは、少し戸惑いを見せる。でも、すぐに香織の布団を剥がした。薄暗い中でも、なまめかしい裸体がハッキリと見える。Fカップの胸、すらりと長い足。どうして僕なんかと結婚してくれたのかわからないと思うほど、イイ女だと思う。

今村さんは、香織の脚を広げてその間に身体を入れる。そして、ペニスを握ると、香織の膣に押し当てる。
「本当に良いのか?」
彼は、戸惑いを見せながら質問する。
『良いから入れろって』
ぶっきらぼうに言う香織。すると、今村さんは身体を押し込んでいく。僕は、他人のペニスが香織の中に入っていくのをまともに見てしまった。

『……うぅ』
香織は、小さくうめく。でも、それだけだ。今村さんは、ゆっくりとペニスを押し入れていく。でも、香織は最初にうめき声を漏らしただけで、何のリアクションもしない。

「痛い?」
今村さんは、根元まで差し込むと、そんな風に聞いた。
『平気。早くイケよな』
香織は、そんな風に言う。声が、微妙に震えているような気もするが、気持ちよさそうな感じはしない。
「わかった」
今村さんは、戸惑いながらも腰を動かし始めた。香織は、声をあげることもない。今村さんの動きは徐々に速くなる。

香織は、ほとんど無表情のままだ。でも、歯を食いしばっているような感じがする。
「相変わらず、気持ちいいオマンコだな」
今村さんは、楽しそうに言う。
『死ね』
香織は、短く言う。僕は、今村さんが動くたびに聞こえてくる、クチョクチョという湿った音にドキドキしていた。どれだけ濡れているんだろう? 香織は、どれだけ興奮しているのだろう? そんなことを考えてしまう。

香織は、歯を食いしばって声を我慢している感じだ。でも、よく見ると、足の指がせわしなく動いている。内側に強く曲げられたり、指全部を広げたりしている。

『んっ、う……んっ、……うぅ』
香織は、吐息のようなものを漏らし始めた。すると、いきなり僕の方を見た。いつもの強気が信じられないほど、弱気な顔になっている。泣きそうな顔と言っても良いかもしれない。
『……見るな』
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いつも僕を尻に敷いている姉さん女房が、元彼の前では牝だった(マガブロ 転載禁止)

『別に良いけど、それって、アンタに何の得があるんだよ?』
妻の香織が、怪訝そうな顔で言う。僕は、少し怒ったような彼女の口調に、いつものようにおどおどしてしまう。
『ハッキリ言えって。もごもご言ってたら、なにが言いたいのかわかんないだろ?』
香織は、イラついた口調で言う。眉間にしわが寄っていて、綺麗な顔が怖い顔になってしまっている。僕は、少し大きめの声で、
「香織ちゃんが、他の男の人とエッチするところを見たいだけです」
と、答えた。
『だから、そんなことして何の得があるんだよ?』
香織は、さらにイラついた顔で言う。僕は、ごめんなさいと言いながら、
「見てみたいから……」
と、言うのがやっとだった。

『まぁ、確かになんでも良いよとは言ったけど……。本当に、そんなことが望みなのか? 頑張って合格したのに、そんなことがご褒美なわけ?』
香織は、まったく理解出来ないという顔になっている。確かに、弁理士の資格を取るのには本当に苦労をした。働きながら勉強をするというのも、かなり大変だった。でも、合格したら何でも言うことを聞いてあげるという香織の声に背中を押され、なんとか頑張ることが出来た。

僕は、昔から気が弱く、ヨナっとしていると言われることが多い。妻の香織は、僕とはまったく逆で、強気な姉さん女房みたいな感じだ。

でも、そんな正反対の2人だからか、夫婦仲も良く、幸せに暮らしてきた。香織は、僕なんかと結婚してくれたことが信じられないと思うくらいにイイ女だと思う。
身長も170cm近くあり、スタイルも良い。胸もFカップあるそうで、街を一緒に歩くと、男性が目で香織を追うのをよく見かける。
それが、僕にとっては優越感だったのに、いつしか妻がイヤらしい目で見られることに興奮するようになってしまった。そして、それがエスカレートして、香織が他の男性に抱かれる姿を想像するようになっていった。

僕は、怒った口調の香織にビビりながらも、それがご褒美だと告げた。
『……わかった。心当たりはあるの?』
香織は、まだ釈然としない感じだ。でも、言ったことは守らないといけないと思っているのか、反論も文句もない。

僕は、心当たりはないと答えた。
『じゃあ、考えとく』
香織は、そんな風に言った。そして、忙しい日々が始まった。資格を取ったことで、研修や登録、会社でのポジションの変更などなど、本当に忙しい日々を送った。そして、3ヶ月ほど経ってある程度落ち着いた頃、
『例のアレ、明日になったから。13:00時になったら出発だから』
と、香織に言われた。僕は、まったく意味がわからず、なにが? と、聞いてしまった。
『だから、アレだよ。その……他の男とエッチするってヤツ』
香織は、モジモジしながら言う。いつも強気で少しがさつな彼女が、こんな弱々しい顔を見せるのは珍しい。僕は、そんな仕草にドキドキしながらも、話の内容にビックリしてしまっていた。

正直、すっかりと忘れていた。と言うよりも、本当に叶う話だとは思っていなかった。
「ほ、本当にするの?」
僕は、声を裏返しながら言った。
『ハァ? 哲平が言い出し事だろ? 今さらなに言ってんだよ』
香織は、少しむくれたように言う。僕は、慌てて謝りながら、相手は誰なのかと聞いた。
『そんなの……内緒だよ。明日のお楽しみだよ』
香織は、すねたように言う。僕は、わかったと答えながら、ひたすらドキドキしていた。明日、香織が他の男に抱かれる……。確かに、何度も想像したことだ。でも、それが実現しそうになっている今、僕は激しく動揺していた。

その夜、ベッドに入ると、僕は香織に抱きついた。明日のことが頭をちらつき、猛烈に彼女を抱きたくなってしまったみたいだ。
『なにしてんだよ。明日まで我慢しろよ。せっかくのご褒美なんだろ?』
香織は、そんな風に言って相手をしてくれない。あの話をしてから3ヶ月、考えてみれば一度もセックスをしていなかった。忙しかったのもあるが、あんな話をしてしまったことで、誘いづらくなっていた。

僕は、そんな風に言われて、すぐに手を引っ込めてしまった。香織は、僕に背を向けて寝始めた。すぐに寝息が聞こえてくる。でも、僕はなかなか寝付かれず、本当に明日するつもりなのだろうか? と、モヤモヤしっぱなしだった。

『ほら、起きろよ。もう、時間だぞ』
そんな声に目を覚ますと、もう12:00直前だった。僕は、慌ててベッドから抜け出し、準備を始める。香織は、すでに出かける準備をしていて、珍しくスカート姿だった。
いつも、パンツ姿の多い香織。でも、今日はスカート姿だ。ミニスカートではないが、長い足がなまめかしい。そして、メイクもいつもよりしっかりとしている感じがする。

僕は、他の男に抱かれるためにおしゃれをしている香織に、強い不安を感じてしまった。そして同時に、興奮がバカみたいに高まってしまった。

『なんで大っきくなってんだよ。想像してるんだろ? ド変態』
香織は、からかうように言うと、僕のペニスを握ってきた。ズボンの上から、軽く痛みを感じるほど強く握ってきた彼女……。僕は、思わずごめんなさいと謝った。すると、香織は手を離しながら、
『やめるなら、今だけど……どうする?』
と、少しだけ心配そうな顔で言ってきた。僕は、ほとんど迷うこともなく、続けて欲しいと言った。
『ハァ……。アンタって、そういうところは意志強いんだよな……』
香織は、あきれたように言いながら、薄く笑った。そして、家を出ると、香織は黙って歩き続ける。後を追う僕。すると、大通りに停まっているワンボックスに近づいていく。
僕は、タクシー? と、思いながら後を追う。すると、車の運転席から男性が降りてきた。おそらく、30歳前後の、ごつい体型の男性だ。なんとなく、肉体労働をしている感じの雰囲気だ。

「おっ、久しぶり! 全然変わってないんだな」
男性は、笑顔で香織に話しかける。香織は、
『アンタもね。相変わらず、暑苦しい身体してるんだ』
と、小馬鹿にしたような口調で言う。でも、男性は力こぶを作りながら、楽しそうに笑っている。僕は、誰だこれ? と、思いながら会釈をする。

「旦那さん? こんにちは」
男性は、少し驚いたような顔をして僕を見る。僕は、こんにちはと言いながら、香織を見た。
『そう。旦那だよ。今日は、変なお願いして悪いね』
香織は、男性にそんな風に話しかける。
「いや、ビックリしたよ。て言うか、本当なのか? まだ信じられないんだけど」
彼は、そんな風に言っている。僕は、この人が香織の相手で、けっこう仲の良い知り合いなんだなと理解した。
『私もビックリだよ。哲平、本当にするのか?』
香織は、軽く眉間にシワを寄せながら聞いてくる。僕は、緊張で言葉が出せず、黙ってうなずく。

『ハァ……。だってさ』
香織は、あきれたように彼に言う。すると、彼は僕の方を見て、
「旦那さん、よろしく。今村です」
と、自己紹介をしてきた。そして、握手を求めてくる。僕は、握手する習慣なんてないけど、勢いに押されて握手をした。僕は、この人と香織がこの後セックスをするんだ……と、思うと、心臓がおかしな程ドキドキしてしまう。嫉妬、心配、焦り、興奮、そんなものが、ぐるぐると頭の中を駆け回る。

『じゃあ、行こうか。さっさと終わらせて、掃除や洗濯しないと』
香織は、あまり興味がないという顔で言う。でも、一緒に暮らしている僕には、香織が緊張していることがわかる。

「じゃあ、乗って乗って! ちゃんと掃除して綺麗にしてあるから」
彼は、そんな風に言う。そして、車に乗り込む。香織が助手席で、僕が後部座席だ。僕は、早速疎外感を感じながら、二人の会話を聞く。
『どこ向かってる?』
ぶっきらぼうに聞く香織。
「俺んち」
短く答える今村さん。
『え? 嫁さんは?』
ビックリした感じの香織。
「アレ? 言わなかったっけ? 別れたよ」
運転しながら淡々と話す彼。
『へぇ。どうせ浮気したんだろ?』
からかうように言う香織。
「まぁ、そんな感じ」
『浮気性は直んないんだな』
香織は、楽しそうに言う。二人の関係はなんだろう? 僕は、すごく親密な感じの二人に、疑念がわいてくる。そして、二人は近況を話したり、昔の話題を話したりしながら楽しそうにしている。僕は、ますます疎外感を感じながらも、今村さんのことを観察していた。

Tシャツ姿の彼は、かなり太い腕をしている。そして、顔はかなり濃いめの顔だ。色男という感じではないが、なんというかモテそうな雰囲気のあるルックスだ。僕とは、対極にいるような感じの男性に感じる。

そして、車が駐車場に停まった。
「着いたぞ。で、旦那さんはどうするの? まさか、見学する感じ?」
今村さんは、戸惑った感じだ。香織は、振り返って僕を見る。
『見学するつもりなんだろ?』
香織は、僕の心を見透かすように言う。僕は、黙ってうなずいた。
「マジか……。なんか、緊張しちゃうな」
今村さんは、少し弱気な顔で言う。いかついルックスとの対比で、妙に可愛らしく見えてしまう。これが、ギャップ萌えと言うヤツなのかな? と、思いながらも、僕は車を降りた。そして、15階建てくらいのマンションの彼の部屋に移動する。オートロックで、エントランスもそれなりに綺麗だ。分譲? 賃貸? 見た感じ、分譲っぽい。
『良いとこ住んでんじゃん』
香織が、そんな風に言う。
「35年ローンだよ。一人暮らしには無駄にデカいけどな」
今村さんは、そんな風に言う。
『再婚すれば良いだろ? どうせ、もう彼女いるんだろ?』
香織は、そんな風に言う。
「いや、今はいないな。なんか、疲れちゃったし」
彼は、そんな風に答える。離婚は、色々と大変なんだろうなと思う。

そして、部屋に入る。ものが少なくてシンプルな部屋だ。でも、掃除は行き届いているように見える。
『へぇ、綺麗にしてるじゃん。昔から、マメだったもんな』
香織は、ソファに座りながら言う。でも、やっぱり緊張しているのが伝わってくる。
「じゃあ、どうする? シャワー使う?」
彼は、すぐにそんなことを言い始めた。
『別に良いよ。じゃあ、ベッド行こっか』
香織は、淡々と言う。そして、移動が始まる。僕は、急展開に気持ちが追いつかない。
『先に入って準備してるから、ちょっと待って』
香織は、そんなことを言って寝室に入っていった。ドアの前で待つ僕と今村さん。
「……マジで良いの? 後悔するんじゃないの?」
彼は、心配そうに質問してくる。僕は、確かに言うとおりだなと思いながらも、平気ですと答える。
「……香織のこと、愛してる?」
彼は、少し聞きづらそうに質問してくる。僕は、即答で愛してますと答えた。
「そっか……。大事にしてやってな」
彼は、そんな風に言う。すると、寝室から香織の声が響く。

すぐに今村さんが先に寝室に入っていく。部屋の中は薄暗く、間接照明だけだ。香織は、布団から顔だけ出している。そして、ベッドの横には、彼女の脱いだ服が雑におかれている。ブラやショーツ……。それを見て、僕は心臓が鷲づかみにされたような気持ちになった。

「相変わらず雑だな。男かよ」
今村さんはそんなことを言いながら、香織が脱いだ服をたたんでいく。
『そ、そんなの良いから。早く終わらせろって』
香織は、恥ずかしそうに言う。このやりとりを見て、僕は二人が昔付き合っていたんだろうなと確信した。
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