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半身不随になった私が、妻のために他人棒を用意した3(ブロマガ転載禁止)

前回の話

私は、とっさに左手で精液を受け止めました。その左手に、私の精液は勢いよくぶつかってきます。半身不随になって以来、オナニーをして射精をしても、ダラッと出る感じで勢いはありませんでした。
こんなに勢いよく射精をすることは、もう一生ないと思っていました。私は、快感にうめきそうになりながら射精を続けます。そして、出し切ると、寝室の中の様子に耳を澄ませました。

『……本当に中に出すのかと思っちゃった』
妻は、ホッとしたような声で言います。
「いや、さすがにそれはヤバいでしょ。でも、ゴム無しでしちゃったね。本当に大丈夫なの?」
敏夫は、少し心配そうな声で言います。

『うん、大丈夫だよ。敏夫さんも、ちゃんとイケてよかったね』
妻は、打ち解けた口調で言います。セックスをしたことで、一気に距離が近づいたように感じます。
「うん、本当に気持良かったよ。ありがとう。じゃあ、シャワー浴びようか?」
敏夫は、そんな事を言いました。私は、ドキッとしました。早くここから離れないと……。そんな焦りで、ジタバタしてしまいました。
『もうちょっと……このままで』
妻のそんな声を聞きながら、私は車椅子を音を立てないように操り、リビングに戻りました。

手の平の中の精液や、車椅子についてしまった精液を拭きながら、私は二人を待ちました。すると、ドアが開く音や、浴室に向かって歩く足音なんかが聞こえてきます。そして、多分シャワーを浴び始めた感じです。私は、とんでもないことをしてしまったなと後悔をしていました。

妻は、間違いなく欲求不満を解消出来たと思います。でも、それによって眠っていた欲望が目覚めてしまったのではないか? そんな心配でいても立ってもいられなくなります。

少しすると、妻が戻ってきました。妻は、パジャマ姿で頭にタオルを巻いた状態です。
『……終わりました。健二、ありがとう』
妻は、どこかよそよそしい感じです。私は、言葉に詰まってしまいました。そして、敏夫はどうしたのかと聞きました。
『うん。帰るって。健二によろしくって言ってたよ』
妻は、そう言いました。私は、妻に色々と聞きたいことがありました。でも、どう聞いて良いのかわからず、イヤな沈黙が続きます。

『健二、もう寝る? それとも、健二さえイヤじゃなければ、エッチして欲しいな……』
妻は、恥ずかしそうに言いました。正直、そう言ってきた意図はわかりません。でも、私はさっき少しとは言え勃起できたことを思い出し、うなずきました。

そして、ベッドに移動しました。車椅子で移動しながら、たまらなく不安な気持ちになっていました。妻は、敏夫とのセックスにハマってしまったのではないか? またしたいと言うのではないか? そんな気持ちで、どうにも落ち着きません。

ベッドに寝転がると、妻が私に覆いかぶさるように抱きついてきました。そして、激しくキスをしてきます。私は、いつも以上に積極的な妻に驚きながらも、夢中で舌を絡めていきました。
『健二……。嫌いになった?』
妻は、本当に心配そうな声で聞いてきます。私は、そんな事はないと答えました。
『本当に? だって……声聞こえてたでしょ?』
妻は、本当に心配しているような口調です。そして、表情も泣きそうな感じがします。私は、不思議な気持ちになっていました。あまり認めたくないですが、さっきの妻は敏夫とのセックスを楽しんでいるようにしか思えませんでした。

私は、正直に聞こえていたと答えました。そして、妻が感じてくれて嬉しかったと言いました。心の引っかかりが、小さくなったとも言いました。
『そっか……。それなら良かった。健二、ありがとう。それと、ごめんなさい』
妻は、そう言いました。私は、なんで謝るのかと質問しました。
『う、うん。だって、あんなに感じちゃったから……。健二じゃないのに、気持良くなっちゃったから』
妻は、申し訳なさそうに言います。私は、思わず、
「そんなに気持ち良かったの?」
と、聞いてしまいました。もう、嫉妬とかひがみの気持ちでいっぱいです。

『……うん。凄く久しぶりだったから……』
妻は、なにか引っかかっているような口調です。私は、
「アイツの、そんなに大きかったの?」
と、聞いてしまいました。聞かなければ良いのに、聞かずにはいられない……そんな心境です。

『うん。ビックリしちゃった』
妻は、あっけらかんと言います。私が、劣等感を感じていることなど、気がついていないみたいです。
「大きいと、気持ちいいの?」
私は、聞かなければ良いことばかり質問してしまいます。
『よくわかんないよ。だって、久しぶりだから。大きいとか小さいとか関係なく、気持良かったんだと思う。欲求不満だったから』
妻は、そんな風に説明してきました。私は、気を使われてるなと暗い気持ちになります。でも、なぜか興奮する気持ちが湧いてきました。

「奥まで入れられると、どんな感じなの?」
私は、事細かに質問します。
『えっ? そ、それは……。ググって押される感じだよ』
言いづらそうな妻。私は、
「すごく気持ちいいんだよね?」
と、確認するような口調で聞きました。
『……うん。痺れるって言うか、頭が白くなってっちゃうの』
妻は、言葉を選ぶようにしながら話します。私を傷つけないように気を使っているのが伝わってきます。

私は、大きなペニスが気持ちいいと聞かされ、身もだえしそうなほど嫉妬しました。私は、半身不随になる前も、いわゆる短小でした。平均値あるかないかのサイズでした。
そして、今は勃起すら出来ません。情けなくて泣けてきます。

「じゃあ、またしてみたいって思ってる?」
私は、そんな質問を投げかけました。
『えっ? またって……。イヤじゃないの? 健二は、イヤじゃないの?』
妻は、驚いた口調です。私は、イヤじゃないと言いました。そして、私のせいで欲求不満になるのは申し訳ないと言い、せめて敏夫と楽しんで欲しいと言いました。
『……私のこと、好き?』
妻は、心配そうな顔で質問します。私の意図がまったくわからないような感じです。私自身も、自分がなにを考えているのかわからなくなってきました。

私は、好きだと言いました。愛しているとも言いました。妻は、安心したような顔になり、
『ありがとう。じゃあ、また敏夫さんに抱いてもらうね。健二、嫌いにならないでね』
と、言いました。そして、私のペニスを口でしてくれます。彼女の舌が絡みついてきて、私のペニスを舐め回します。気持ちいいのですが、やっぱり勃起はしません。
私は、さっきのことを思い出していました。さっきは、完全ではないにしろ、確かに勃起していました。あの事故以来、ピクリとも反応しなかったペニスが、半分程度とは言え反応してくれたのは、奇跡と言ってもいいと思います。でも、今はまったく反応していません。

『気持ちいい? どうしたら気持良くなる?』
妻は、一生懸命に口での愛撫を続けながら、そんな質問をしてきます。私は、そのまま続けて欲しいと言いました。そして、私はそんな風に一生懸命にしてくれている妻を見て、敏夫にしている妻の姿を想像してしまいました。
XXLサイズのコンドームを使っている敏夫……。そんな大きなペニスを、妻は歯が当たってしまうと言いながらフェラチオをしていました。きっと、私のものと比べてたんだろうなと思うと、敗北感を感じてしまいます。

『あっ、大きくなってきた! 健二、固くなってきたよ!』
妻は、ビックリした顔で叫びます。私も、驚きながら自分の股間を確認しました。すると、確かに少しではありますが、固く大きくなっているのがわかります。でも、感覚としては、勃起しているという感じはしません。
まるっきり、さっきと同じ状況です。すると、妻が、
『良かったね! 大きくなってるよ、固くなってるよ!』
と、涙目で言います。そして、そのまま私にまたがって半分程度に固くなったペニスを膣に入れました。久しぶりの感覚に、私は声が漏れてしまいます。でも、妻はほとんど声を出しません。

『健二、どう? 大丈夫?』
妻は、心配そうに言ってきます。私は、大丈夫だと言うことと、気持ちいいという事を伝えました。
『じゃあ、動くね。痛かったりしたら言ってね』
妻はそう言うと、腰を上下に動かし始めました。本当に久しぶりの妻とのセックス……。気持良くて最高だと思います。でも、どうしても敏夫のことを意識してしまいます。
ついさっきまで、妻の膣にはアイツのペニスが入っていた……。そう思うと、激しく嫉妬してしまいますし、ツラい気持ちになります。

でも、アイツのことを意識すればするほど、ペニスがさらに固さを増すように感じます。私のEDは、身体的な要因だと思っていました。もう、勃起する神経が断裂しているとかそう言う事だと思っていました。それが、完全ではないにしても、勃起をしている……。私は、希望があるなと嬉しく思います。でも、これ以上の奇跡は起きないのかもしれない……。そんな風にも思ってしまいます。

『健二、すごいよ、固くなってきた。気持ちいい。もう、あんな事しなくても大丈夫だね』
妻は、涙を流しながらそんな事を言います。私は、正直複雑な気持ちのままでしたが、射精感が増してきました。でも、私のペニスはなぜか急激に固さを失っていきます。

私は、思わずゴメンと謝りました。
『ううん。嬉しかったよ。きっと、もっと良くなると思う!』
妻は、希望を持った顔になっていました……。

そして、妻との生活は変化がありました。射精までは至りませんが、セックスも出来るようになりました。きっと、もっと勃起できるようになるねと言いながら、半年ほどが経過しました。

私は、なぜか勃起しなくなりました。また、前のようにピクリとも反応しなくなりました。敏夫と妻のセックスを思い出しても、ピクリともしなくなってしまいました。

『……きっと、また良くなるよ。大丈夫だよ』
妻は、私を励ますように言います。でも、一目でわかるほど落ち込んでいるのがわかりました。
私は、正直に話をしました。勃起するようになったのは、敏夫への嫉妬心のおかげだったと思うという事を。そして、半年も経って刺激が薄れてしまったせいだと思うという事も話しました。
『……そうだったんだ……。でも、そうなのかなって思ってた。……もう一度、敏夫さんとの事セッティングしてもらえますか?』
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半身不随になった私が、妻のために他人棒を用意した2(ブロマガ転載禁止)

前回の話

妻は、あっさりと気持ちいいと言ってしまいました。私は、妻に気持ちよくなってもらうためにこんなことをしたのに、ショックを受けてしまいました。
こんなにあっさりと、他人とのセックスで感じてしまうのだろうか? 私は、心のどこかで、他の男とセックスしても感じないのではないか? と言う期待を持っていたのかもしれません。
「気持ちいい? 痛くない?」
敏夫は、まだ心配そうに質問します。
『平気です。でも、すごく久しぶりだからちょっと怖いです』
妻は、不安を感じているような口ぶりです。

「怖いって?」
敏夫が質問すると、
『その……。気持ちよくて』
と、妻が言いづらそうに答えます。
「なんで? 気持ちいいなら問題ないんじゃない?」
『だって……。敏夫さんの違うから……。こんなの経験したことないから……』
妻は、やっぱり不安そうに言いました。
「大丈夫。入れて痛くないなら、その後痛くなることはないよ。痛がる子は、最初っから痛がるから」
敏夫は、優しい口調で言いました。
『は、はい。優しくして下さい……』
妻は、まだ不安そうに言いました。私は、妻が他の男に優しくして下さいと言ったのを聞き、言いようのない嫉妬心が芽生えてしまいました。

「了解。じゃあ、動くから」
『はい、うぅっ、あっ、こ、こんな……。ま、まだ全部じゃないんですか? うぅあっ』
妻は、驚いているような声をあげます。
「うん。ほら、もう少しで全部入るよ」
『ひぃうぅっ、お、奥に、うぅっ、ギュッと押されてる、あぁっくぅ』
妻は、驚き戸惑いながらも、声が漏れてしまうようです。私は、妻がどうなってしまうのだろうかと不安で仕方ありません。敏夫が巨根と言うことも、ロシアの血が混じっていることも知りませんでした。私は、人選を間違えてしまったかな? と、後悔を始めていました。

「入ったよ。平気みたいだね。じゃあ、せっかくだから思いっきり気持ちよくなってよ」
『は、はい。でも、最初は優しくして下さい』
妻は、そんな風に言います。私は、自分で段取りをしたくせに、泣きそうな気持ちになっていました。

「了解」
短く答える敏夫。すると、すぐに嫁のあえぎ声が聞こえてきます。
『うぅっ、うぅあっ、あっ、んっ、も、もっとゆっくり、ひぅぅぅ』
妻は、吐息とあえぎ声の中間くらいの声を出しています。声を出すのを我慢しているようにも聞こえます。
「やっぱり敏感だね。声、そんなに我慢しなくてもいいのに」
敏夫は、優しい声で言いました。
『ダ、ダメ、そんなの、うぅっ、あっ、ゆっくり、あぁっ、ダメぇ』
妻は、声を必死で抑えているようです。私は、どうしてそんなに我慢するのだろう? と、不思議に思っていました。
「ダメじゃないよ。我慢しないでいいから」
敏夫は、優しい口調で言います。
『うぅっ、うぅあっ、ヒィッ、うぅっ、あっ、声、でちゃうっ、あっんっ』
妻は、必死で声を抑えながらも、次第に声が大きくなってきています。私は、感じてしまっている妻に、嫉妬がますます強くなっていきます。私では、もう彼女を抱く事は出来ない……。そんな事まであらためて考えてしまいます。

「ちょっと、強くするよ」
敏夫は、そう言いました。すると、すぐに妻の声がワントーン高くなり、
『あぁっ、あっ、イヤッ、ダメッ、ゆっくり、ううっ! うぅあっ! あんっ、あんっ、イヤっ』
と、あえぎっぱなしになります。でも、まだ声を抑えているような感じは続いていて、もしかして、彼女なりの私への操のようなものなのかな? と、感じました。

すると、いきなり声が消えました。でも、床がきしむ音や、うめくような小さな声は聞こえてきます。私は、我慢しきれずに襖に近づきました。下半身が動かないので、それだけの事でも時間がかかってしまいます。
もどかしい思いと、焦る気持ちで時間がかかってしまいます。そして、ふすまを薄く開けると、布団の上で妻と敏夫がキスをしていました。

妻は、自分からはキスをしていない感じですが、激しく舌を使う敏夫に抵抗はしていないようです。敏夫は、妻に激しいキスをしながら、腰を動かし続けています。
単純に上下に動かす感じではなく、奥にこすりつけたり、挿入を焦らしたりしているようです。妻は、のけ反るような格好になったり、布団をギュッと握ったりしながら、うめき続けています。

そして、妻は自然な動きで敏夫に腕を回して抱きつき始めました。もう、嫌々しているようには見えません。始める前は、私に言われて、気乗りしないながらもしている……そんな感じになると思ってしました。でも、妻のリアクションは、セックスを楽しんでいるように見えてしまいます。

すると、敏夫がキスを解きました。敏夫の顔が離れていく時、妻の顔が敏夫を追いかけるように動きます。そして、妻から求めたような感じでキスが再開されました。

妻は、今度は自分からも舌を絡めているようで、チラチラと舌が絡み合うのが見えてしまっています。私は、思わずふすまから顔を離してしまいました。見たくない……そんな気持ちが大きくなったのだと思います。

妻は、敏夫にギュッと抱きつきながら、夢中で舌を使い続けています。敏夫は、腰をなまめかしく動かしながら、途切れる事なく妻に快感を与えていきます。

すると、妻は敏夫に強くしがみつきました。羽交い締めするような感じで抱きついています。そして、
『んっ、んっ〜っ! ぅうぅっ! んふぅ〜〜っ!』
と、キスをしたまま大きくうめきました。妻の脚は、敏夫の身体に巻き付くように絡みつき、そしてガクガクッと震えました。

敏夫は、動きを止めて妻とキスを続けます。でも、妻は急に我に返ったようで、キスを振りほどきました。
『も、もう充分です』
そう言って、敏夫の下からスルリと抜け出すように動くと、身体にバスタオルを巻き付け始めました。そして、敏夫のペニスが丸見えになりました。コンドームが窮屈そうに張り付いているそのペニスは、確かに馬鹿げたほど大きく見えます。多分、ヘソに届いていますし、太さも缶コーヒーくらいはありそうに見えてしまいます。

なによりも、ほとんど天井を向くほどそそり立っているのが圧倒的な迫力です。私のペニスは、もう勃起する事はありません。でも、勃起していた時も、こんなにそそり立つ事はありませんでしたし、サイズも半分だと思います。

「いや、まだ終わってないし。詩織ちゃんばっかりズルいじゃん」
敏夫は、少しおどけたような口調で言います。
『ズルい?』
妻は、ポカンとした顔で聞きます。
「うん。詩織ちゃんばっかりイッて、ズルいよ。俺もイキたいし」
敏夫は、そんな風に言いました。すると、妻は大慌てで、
『イッ、イッてないです! ズルくないです!』
と、言いました。
「え? 思いっきりイッてたでしょ? 膣、めっちゃ収縮してたよ」
敏夫は、そんな指摘をします。
『ち、違います! 変な事言わないで下さいっ!』
激しく動揺している妻。私は、実際に見てしまったのでわかりますが、妻は間違いなくイッていたと思います。でも、妻は必死で否定を繰り返します。そして、シャワー浴びてきますと言って、さっさと和室から出て行ってしまいました。
私が居るふすまとは逆の方のドアから出ていった妻……。すると、敏夫がふすまを開けてきました。私は、慌ててふすまから離れましたが、彼はかまわず、
「どうだった? やりすぎだったか?」
と、心配そうに聞いてきました。私の目の前に移動してきた彼は、まだ勃起したままです。そして、明るいところに出てきたので、コンドームが白く濁っているようになっているのがわかりました。

話ではよく聞くワードですが、これがいわゆる本気汁なんだと思います。私とのセックスでは、一度もこうなった事はありません。

私は、敏夫に対して、やり過ぎって事はないと言いました。そして、まだ途中なら、風呂に行って続きをしてくれと言いました。

「マジで? お前は、イヤじゃないのか?」
敏夫は、少し心配そうに聞きました。私は、むしろそうして欲しいと告げました。
「……わかった。まぁ、お前が望むならするよ」
彼は、少しだけ心配そうな顔になると、すぐに浴室に向かいました。

私は、本当はすぐにでもついていきたい気持ちでした。でも、車椅子はソファの向こうですし、私はふすまとソファの間にハマってしまっている状況です。

私は、みじめな気持ちになってしまいました。私が動く事もままならない状態なのに、妻は他の男と一緒に風呂に入っている……。後悔と嫉妬と、色々な感情が渦巻いていきます。

すると、かすかに声が聞こえてきました。妻のあえぎ声だと思います。浴室の中から、妻の声が響き続ける中、私は耳を澄ませ続けました。

でも、声はほとんど大きくなる事はありませんでした。少しすると、妻が戻ってきました。私は、かろうじてソファに戻る事が出来ていました。
『健二、イヤじゃなかった? 嫌いになってない?』
妻は、本当に心配そうに聞いてきます。私は、こんな身体になってしまった私に、まだ愛情を注いでくれる妻に感動していました。そして、バカな事をさせてしまったと後悔をしていました。

私は、嫌いになっていないという事を告げました。安心したように良かったという妻。私は、変な事をさせてゴメンと謝ろうとしました。すると、先に妻が、
『健二、本当にありがとう。最初は健二以外とするなんて、絶対にイヤって思ってたけど、して良かった。す、すごく気持ち良かったです』
と、はにかみながら言いました。私は、強いショックを受けました。素直に、気持ち良いと言ってしまった嫁……。
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